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おとといきやがれ!

何もなし得ていない人たちのマガジン。

1月号 成功メソッド作家 斎藤ジュン・インタビュー

 

 

 

 

 

 

時刻は午前4時30分。
待ち合わせとして告げられた場所は、斎藤氏の近所にある公園だ。成功者の習慣にならうべく早朝散歩を勧められた私は、インタビューがてら、彼に付き添うことにした。そこで語られた、成功メソッドへの思いとはーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「朝はアイデアの時間ですから」

 

 

 

 

 

おはようございます。

 

斎藤ジョン(以下、斎藤):おはようございます(笑)。

 

 

 

いつもこんなに朝早くから散歩してるんですか?

 

斎藤:朝はアイデアの時間ですから。成功者って、みんな早起きだっていうじゃないですか? 実際に成功者と交流したことってないんですけど、どの『密着モノ』でも成功者は朝が早いっていうことになってる。僕は成功者じゃないから、せめてなりきりから始めないと。

 

 

 

えぇっと、斎藤さんは成功者ではないんですか?

 

斎藤:ううん、全然(笑)。僕自身、成功したなんて思ったことは一度もないですし。もっというと、世の中で「成功者」と言われているような人たちって、自分のことを成功者だなんて思ってないんじゃないかと。結局、世間の人が勝手に、ある成果をゴールと見立てて「成功者だ」って騒ぎ立ててるだけなんですよね。でも、彼らにとってそれは「一点」でしかないっていう。試合はまだ続いてるから、一点取ったからって勝利ということではないんですね。

 

 

 

斎藤さん自身が成功者ではないとなると、斎藤さんの作る成功メソッドには説得力が生まれないような気がしますが。その部分はどうやって補っているんですか?

 

斎藤:そこが一番のポイントだと思うんですよね。それこそ最初は成功者のフリをしなくちゃいけないと思っていたんですけど、どうしても無理が出てくるんです。というのは、自分の中の定義として、そもそも「人生に成功はない」というものがありまして。「成功」は時間軸で見ると、あとから意味付けされる時点でしかないですから。

 

 

 

「成功がない」ですか。そうなると、成功メソッド作家としては、根本から見直す必要がありそうですが。

 

 

 

斎藤:そうなんです。ただ、そうやって矛盾を抱えた結果、成功メソッドが書けなくなった時期がありました。その頃は暇だったので近所をよく散歩していたんですけど。当時住んでいたアパートの近くに美大があったんですね。僕は芸術のいろはを知らないので、「美大って何をやってるんだろう?」と素朴な疑問をもちまして。考えてみたら、美大の先生は、必ずしも天才画家ではないな、と。だったら「成功者じゃなくても成功メソッドを書いてやろう」という気持ちになりました。それからは、寝食とバイトの時間以外はすべて、執筆にあてていましたね。

 

 

 

その頃に書いた成功メソッドはどうしてたんですか?

 

斎藤:書いたらすぐネットに載せてました。今でも「成功 方法」とかのキーワードで検索したら、薄っぺらい成功メソッドが書かれたサイトが出てくると思うんですけど。あれ、ほとんど僕が昔に書いたやつです(笑)。当時、成功メソッドを書いてた人って少なくて、書いてすぐネットに載せるのを繰り返していたら、だんだんとネット上に僕の成功メソッドが溢れてきてしまって。記事の母数が多いもんですから、全体で見るとアクセス数も非常に多くて、そのうちのどれかを見た人からの連絡が一時期はとても多かったですね。

 

 

 

売れっ子じゃないですか!

 

斎藤:直接お金になるようなことはなかったんですけど、多方面からの反響が大きかったっていうのはありますね。その頃は仕事としてやっていたわけではないので、納期もありませんでしたが、皆さんの反応を見るのが楽しくてスピード重視で成功メソッドを量産していました。技術はあとからついてくるだろうと思って。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「書くだけだったら、5分で1本は仕上げていましたね」

 

 

 

 

 

量産というと、どのくらいのペースでしたか?

 

斎藤:多い時で、日に17本書き上げたことがあります。それこそ、書くだけだったら、5分で1本は仕上げていましたね。さすがに今はそこまで書けないと思いますが(笑)。誰でもそうだと思いますけど、若い時って体力があってやりたいこともたくさんあるのに、それをやるための方法論や、人脈を含めた環境の整え方がわからないんですよね。だからこそ、やりたいことが手につかず、結果として何もしていない状態でいることが多いわけですけど。僕はアルバイトしかしていなかったのと、当時は外に出ることがそこまで好きではなかっので、引きこもってる日が多く、結果的に時間だけがやたら余っちゃって(笑)。やることもないし、ネットサーフィンの片手間、自分も何か作ろうと思うようになって。昔からなんとなく「成功」には興味があったので、成功メソッドを書いてみようということで始めました。そういった時期の経験が今の活動の基盤になっています。

 

 

 

成功メソッドを書いていた割には「成功してやるぞ!」というような野心があったわけではないんですか?

 

斎藤:とにかく暇だっただけですね(笑)。楽器が弾けたり、絵が描けたりしたらそっちで活動していただろうと思います。

 

 

 

斎藤さんにとって、成功メソッドは絵や音楽などといった表現活動と近いところがあるんですね?

 

斎藤:どうなんでしょうね。成功メソッドに芸術性があるようには思えないですし、自分の内側から「表現したい」というような感情が湧き出ることもないので、感覚としてはブログに近いかもしれません。もちろん、成功に関するメソッドですので、誰が手にとっても同じようにインプットできる必要がありますから、すべてが僕の主観というわけにもいきませんが。成功するということについて、あくまで客観的に、分析したことを書きつつも、「斎藤ジョン」という一人の人間のフィルターを通していますよ、という意味で名義が意味を持つのかなとは思いますね。

 

 

 

 

 

「そもそも、僕の名前は『じゅん』のはずだったんですよ」

 

「ある時、役所から届いた書類を確認したら、『じょん』で登録されていたっていう(笑)」

 

 

 

 

 

「斎藤ジョン」という名義はどうやって決められたのですか?

 

斎藤:これ、僕の本名なんですよ。漢字で書くと、斎藤はそのままで、ジョンは、純粋の「純」。そもそも、僕の名前は「じゅん」のはずだったんですよ。ところが、僕の名前が決まった嬉しさのあまり、母が焦って、提出書類に「じゅん」と書くところを「じょん」と書いてしまったみたいで。もちろん、親としては「じゅん」と名付けたつもりでいるので、3歳まで僕は「じゅん」って呼ばれてたんです。で、ある時、役所から届いた書類を確認したら、「じょん」で登録されていたっていう(笑)。もう仕方ないんで、それからは家でも「じょん」と呼ばれるようになりました。ただ、近所のおじいさんおばあさんが買っていた犬が「ジョン」だったので、自治会の間ではしばらく話題になりました(笑)。大人になって改名できると知ったんですけど、今さら面倒ですし、特に名前でいじめられたこともなかったので、今もそのままです。

 

 

 

そんなことってあるんですね

 

斎藤:生まれた時から失敗してるのに、今はこうして成功メソッドを書いている思うと不思議な話ですけれど。

 

 

 

斎藤さんの成功メソッドを読ませてもらいましたが、ちゃんと実践さえすれば本当に誰でも成功できるような気がします。ただ一方で、成功メソッドによってどんどん成功者が増えていけば、次第に斎藤さんのメソッドを必要とする人が減っていくと思うんですけど、今後の展望はありますか?

 

 

 

斎藤:需要がなくなるということですよね? 大丈夫だと思いますよ。たとえば、世界中の人が「成功者」と「これから成功する人」の2つに分けられるとすると、僕のメソッドは「これから成功する人」に向けられた教科書になるわけですよね。ひとくちに「成功者」といっても、すべての人が同じフィールドで成功しているということではないですから。成功メソッドは、あくまで基盤となる考え方、哲学の持ち方を学ぶためにしか機能しません。逆に言えば、それがとても重要なことで、土台を作り上げることで応用が効くようになるわけです。だったら、最初のラインには誰でも平等に立てるようにしようよっていうのがこのメソッドのテーマですね。そのあとは個人が持っている素質や性格、スキルを組み合わせていって欲しいと願っています。

 

 

 

つまり、これからは成功しない理由があるとすれば、単に「やらなかっただけ」という時代になっていくのですね。

 

斎藤:結局のところ、それが一番いいんじゃないかなって思います。

 

 

 

さらなる成功を祈ってます。ありがとうございました!

 

斎藤: さらなるって(笑)。何度も言いますが、僕はそもそも成功者ではないですけどね!(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

斎藤ジュン 成功メソッド作家

 

フリーターとしてダラダラと過ごしていた20代前半、趣味の一環として成功メソッドの執筆を開始するやいなや、すぐさま頭角をあらわし、インターネットにおける成功メソッド記事のほとんどを書き記したという。本人いわく「僕は成功者ではない」。

 

 

 

 

 

 

 

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平田島村 日記『生木に咲く花』

 

 

 

 

現代を彩るアイドル・島村卯月のプロデューサー、平田島村。普段は裏方に徹している彼自身の活動について知る人は少ない。若者でもなく、オッサンともいえない彼の日記を覗いてみると、華やかな世界の裏で、あらゆる事柄が良くも悪くも交錯する、リアルな生活ぶりが窺える。








2016年10月1日(土)

日記を書くなんて何年ぶりだろう。とは言えこれを書いているのは10月2日なので、出だしからつまずいてしまった。まあいいや。昨日やったことは、まず小説執筆10,000字。さる出版でCOMITIA118に出す地方小説集『どこでもない風景』のための原稿だ。予定を超過した文字量で終わりが見えなくて死にそうだ。あとはひたすら  iPhoneで『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』(通称デレステ)というゲームをやっていた。スクリーンショットを撮りまくった。幸せだ。あとはしまむー(デレステに登場するアイドル 島村卯月さん)のねんどろいどが届いた。写真を撮りまくった。幸せだ。同居する母親に見つからないように後で隠す。もしくは恥を忍んで会社に持って行く。『南くんの恋人』みたいに。だいたいの僕の生活ログはTwitterで把握できるんだよな。嘘は書いてない。それが他の人に見える、すなわち僕も把握している僕のすべてだ。だからこの日記はもっとエグい、僕も知らないようなことを書きながら考えようと思う。とりあえず1カ月続けます。





2016年10月2日(日)

今日は『どこでもない風景』にのせる、他のメンバー(明日さん、落ち着きのあるペガサス)の原稿をチェック、校正した。疲れた。でも結構いい感じだ。あと、冬のコミックマーケット91の抽選に受かれば出す予定のおさる手帖という評論誌の表紙イラストを神絵師と確認。とてもかわいくてえっちなラフがあがってきて嬉しかった。お昼ご飯はお好み焼きだった。夜はサンマの塩焼きとかそういうの。間の記憶が抜け落ちているのは、ほぼデレステと昼寝していたからだ。ほとんどやるべきことが終わってなくてやばい。藤原肇ちゃんという金の卵を発見したことが唯一の成果だ。大事にしていきたい。





2016年10月3日(月) 


自分のふがいなさ故、『どこでもない風景』の入稿を後ろ倒しすることにした。でも編集もデザインも執筆もやってたらそら無理よ。いいのよ。他のスケジュールはちゃんと守ってるからね。自分で紙の冊子を作る喜びは今でも感じる。でも売れないと辛いし、在庫が増えるのはきつい。本業でやってる仕事がブレイクスルーできれば、かなり自分がプライベートでやりたいこととリンクしそうだ。宇野常寛氏や落合陽一氏も言ってるけど、コンテンツがユーザーに届いて、何らかのアクションに導けられればぶっちゃけメディアなんて何でもいいのだ。落ち着いたら事業計画みたいなのを考えよう。





2016年10月4日(火)

ここ2カ月くらいのお昼ごはんは、会社の地下の食堂街しか利用していない。外に出ると暑いし、雨降るとめんどくさいし。でも同じ考えの人は多いみたいで、僕がよく利用する安くて早くてそれなりに美味い定食屋さんは最近よく行列ができていて入れない。仕方ないのでいつも空いているロッテリアで今日も食べるわけだが……長居できるのはいいけど、ダイエット中にもかかわらずポテトLサイズを頼んでしまう。そんなに僕を親しみやすいラフランス体型でいさせたいのかみんな。





2016年10月5日(水)

4年くらい前は結婚もしていたし、今ほどオタクじゃなかった。でも離婚したあたりから急にアイマスにハマったり、フィギュアを買い集めたりするようになった。僕はエヴァ直撃世代(©️西島大介)で惣流・アスカ・ラングレーちゃんが好きだったので、アスカのフィギュアを10体ぐらいと、『Fate/Staynight』のセイバーやら『ストライクウィッチーズ』のエイラやら芳佳ちゃんやら色々増えていっていつの間にか30体ぐらい持ってた時期があった。さすがに自分でも引いて、関西に引っ越すときに全部処分したんだけど……この3ヶ月くらいで4体部屋にいる状態になった。やはりフィギュアはフィギュアを連れてくるのだ……怖い。ちなみに今部屋にいるのは「ねんどろいど アリス・カータレット」「ねんどろいど 島村卯月」「figma 島村卯月」と今日届いた「Dream Tech前川みく」だ。なんでオタクはフィギュアが届いたらすぐパンツを覗き見るのだろう……とてもいけないことだとはわかっている。でもゲームやアニメでは決して見せない禁断の領域をいともたやすく見ることができる、これはすごいことなのだ。恐ろしい。





2016年10月6日(木)

コミティア118 のお釣り用に、なけなしの1万円を100円玉100枚に両替した。お金はないけど、それだけにお金が大好きなので、1万円札はもちろん好きだが、500円玉や100円玉も好きだ。両替機から50枚ずつ100円玉がまとまって出てきたとき、大金持ちになった気がした。気のせいなんだけど。お金の重みというかそういうのがね……。収入があるたびにそのいくらかを小銭に変えていって金持ち気分を味わうのもいいかもしれない。





2016年10月7日(金)

僕の今の仕事はWebディレクションで、つまるところテキストや画像・動画を、HTMLやらCSSJavaScriptのファイルにまとめてサーバにあげて誰かに見てもらう、(意識低めに言うと)そんな仕事をしている。たまに拡張子でいうとplとかtplみたいなのも扱う。この仕事は、というかだいたいの仕事はそうだと思うけど、調整やコミュニケーションがほとんどになる。自分でラフやワイヤーフレームを作る、ライティングをするのも好きだけど、今はほとんどそこらへんは外注である。だから意識的にやらないと、仕事は右から左にものを受け渡す中継作業みたいに終始してしまいがちだ。いなくても別にいい、みたいな。安月給だしそれでもいいと言う人もいる。でも僕は時間やお金をかけてその企画をやる・続ける意味は常に問いたいし、関わる以上熱量を持って良いものを作りたいと思って仕事をしている。もちろん軽重はつけて定時内にはタスクは終えるようにしてる。大事だな、と思うのは作って公開するところまでだけが仕事だと思わないこと。PDCAのDOばかりで、他が考慮されない仕事が多い。PもCもAも大事だ。今の会社はDOしかない人が多いので最初は(偉そうに)啓発しようと思ってたけど、なかなかみんな変わらないのでとりあえず静かにコツコツ成果を出すように頑張ることにした。大したことはしてないけど。ディレクターの役割は、ものを作ることではないと思う。その手段によって、誰かを外的にも内的にも動かさないと意味がない。そういうちょっと真面目なことを、自戒もこめて長めに書いてみました。





2016年10月8日(土)

今日は朝美容院に行って、うざったくなってきた髪を少し切ってもらった。美容師さんに周辺の美味しいお店をいろいろ教えてもらった。
家に帰って、14時ぐらいから集中して小説の仕上げに取り掛かった。仕上げといっても、まだまだ終わりが見えていなかった。途中、フィギュアのパンチラを確認するなど休憩を入れたり鼻血を2回ほど出したりしながら、5時間くらいで14,000字を書いた。校正や推敲の必要はあるが、一応一区切りついた。これから紙面のデザインに入る。がんばりますたい。





2016年10月9日(日)

ついに!僕の小説二作目が完成した。後半は思ってたよりボリュームが少なくなったし、結末も変わったけど、わりとやりたいことはやれた。InDesignの作業にも慣れてきた。あとは入稿するだけだ。お疲れさんでした。





2016年10月10日(月)

久しぶりにあんまり時間がカツカツじゃない休日を迎えたので、街に出て買い物したりボーッとしたりした。朝から課金ガシャに9,800円使ってしまったので書店や文房具店はまわっても何も買わないつもりが……15,000円くらい使ってしまった。「自分への投資だから!」ということで自分を納得させて生きてきたが、もう10年以上同じこと言い続けてるやんけ……。いつ晩成するねん……と思った。15,000円が1,500円くらいの感覚で払えるようになるには、年収が10倍なればいいのだろうか。僕の人生計画では5年後はそのくらいになっているはずだ。……見通し甘すぎだな。





2016年10月11日(火)

毎年毎年やってるルーチンのWebサイトの制作業務があって、ほぼテンプレートにテキストと画像を流しこんでるだけなのに新規制作と同じ値段で制作会社から見積があがってきた。僕はこの仕事を引き継いだばかりなので、当然疑問を持つ。「これ、なんでこんなに高いんですか?」と。60歳ぐらいの、話の長い、Web制作会社なのにWebのことほとんど知らない社長に電話する。色々話を聞いたけど、結局謎だった。社内や外注のデザイナーの作業費も把握してなかった。普通、1つの項目に対して●人日かかる、単価は何円です、それで利益が出るように見積すると思う(もちろん制作物・案件数や他の方式もある)んだけどそこらへんが曖昧で驚いた。この見積で何年もりん議を通してきたうちの会社もヤバい。誰も彼も仕事なめてんのか、と思った。書きすぎたけどまあいいや。





2016年10月12日(水)

また仕事の愚痴みたいになっちゃうけど……ほんとは前川のパンチラやしまむーの靴下の話だけしたいけど……仕方ない。いや、「とにかくなんでも文句言う人」ってどこの職場にもいるんだろうな、ということ。昨日、それなりにエラい人から我々メンバーに若干目的がよくわからず僕らがやらなきゃいけない理由もふわふわな仕事が増える話があった。僕も色々と意見したし、納得できない部分は多かったものの、やむにやまれぬ事情があることは理解したので業務量調整やら目的の整理などのスケジュールを作ってもらうことで落ち着けようとした。でもひたすらとにかく反対して、ずっとケンカ腰の女性(40オーバー)がいて、「うーん」と思った。悪い人ではないが、いつも否定ばかりで代案を出さない。結局なんでも自分で引き受けてしまう割とエラい人がいったん預かる形になってしまった。日本の縮図を見ているようだった。日本の全体図がよくわからんけど。





2016年10月13日(木)

10月の頭からこの日記をつけ始めるのと同時に、家計簿アプリで毎日の収支を記録し始めた。収入は月1回の給料日以外ほとんどないから、ほとんど支出なんだけど。僕は車とか家は言うに及ばず、ブランドものの時計やバッグとか、あんまり高い買い物は昔からしない。だからお金が貯まっていいはずなんだけど、口座残高は残念な数字を記録し続けている。20代の頃は被服費は月3万円以上使ってたけど、今は4カ月で3万円くらいだ。飲食費もかからない。13日間記録してみてわかったのは、dmm.comデレステAmazonへのカード支払い額が僕の支出のほとんどということ。これはまずい。エンゲル係数というか、こういうのデビル係数って呼びたい。なんとかしないと。まあQOLを保つには、僕にとっては必要な支出ではあるんだけど……。





2016年10月14日(金)

高知で活動されているデザイナー梅原真さんの『ありえないデザイン』を行きと帰りの電車の中で読んでいる。梅原さんのことは『日本の風景をつくりなおせ』という本で知ったんだけど、この方は本当にすごい。デザイナーという肩書きではあるけれど、仕事の内容はコピーライター、プランナー、プロデューサー、編集者……など1つの言葉で定義できないほど多岐にわたり、さらにその全てを包括している。「一次産業にデザインをかけあわせて風景をつくる」のが信条で、高知を中心に、地方の風景、あり方を変えていっている。三浦梅園に「枯れ木に花咲くより生木に花咲くに驚け」という言葉があるけど、梅原さんは何かに付加価値を付け足す「足し算」ではなく、そのものの本来の魅力に何かをかけあわせて引き伸ばす「かけ算」の仕事をされている。特に、コンセプトを一言でいい表すスキルがすごい。僕もこういう仕事がしたい。





2016年10月15日(土)

今日は街に繰り出して、シャツやジャケットやらなんやらをいっぱい買った。ハイブランドやオサレセレクトショップではもちろんなく、ファストファッションのお店である。総額2万円ぐらいで3カ月は乗り切れられる。なんて金のかからない男……。





2016年10月16日(日)

昨日ドメインを取って、今日mtguireというプロジェクトを急遽始動させた。昔同じドメインでブログをやってたんだけど、今回は「ヒト・モノ・コト『推す』=プロデュースする」企画としてやりたい。具体的に進行中の企画はまだないんだけど、メディアにこだわらずコンテンツを作っていきたいと思っている。立ち上げるのは好きなんだよね。あんまり続かないんだけど……。





2016年10月17日(月)

デレステのガシャに藤原肇ちゃんという最高の陶芸美少女アイドルが登場したため、おじさんは退勤後すぐセブンイレブンで10,000円のiTunesカードを買って帰ったのだった。しかし簡単に出会えるわけでもなく、クレジットカードを解禁して何度か挑むも、短時間で課金しすぎたせいかiTunesで課金できないエラーが出る事態に。課金させてよ……という欲求にとらわれていたのだった。小さい頃カードダスやガチャガチャにハマったけどここまでじゃなかった。もっと分別のある大人になりたい。





2016年10月18日(火)

結構な額を費やして、ついに肇ちゃんをてにいた。嬉しい。デレステはいつか終わるし、データも消えるかもしれない。オフラインでも使えるようにしてほしいけど、それは覚悟しないといけない。でも、人もいずれは死ぬ。僕もそうだし、誰か他の人もそう。刹那的にお金を使うのはバカらしいかもしれないが、旅行と同じようなもんだ。おみやげ以外は手元には何も残らないかもしれないけど、その時の快楽、嬉しいという感情、記憶は残る。消費として、iTunesやサイゲームス、バンダイナムコゲームスにも、カード会社にもログが残る。それでいいのだ。人生はひまつぶしだし、楽しければそれで。そういう考え方、中田英寿ナオト・インティライミみたいでなんかちょっと嫌だけど……。





2016年10月19日(水)

昔から糸井重里が苦手だった。あの人が生み出すもの、言動、アティチュードその他に納得いくことがなかった。『MOTHER2』が名作だからとにかくやれ、と友達に勧められてプレイしたものの、最初のパパから電話がかかってくるあたりでなんか不気味で面白くなくてやめた。「ほぼ日」の仕事も、すごいなとは思うんだけどなんか嫌だった。みうらじゅんが好きで、彼は糸井重里に関わりがあるのでその発言はよく確認はしていたんだけど、強烈な個性や自意識がある一方で他人を悪く言わない、なあなあで済ます、曖昧で良しとする印象があって、そのふわふわした感じが嫌だったのだ。でも最近、そうやって人をなるべく肯定する姿勢というのは見習うべきだと思い始めた。それはそういう人の方が素敵だと思うことがあったからだ。まだあの短髪のおじさんのことを完全に認めたわけではないけど、いつか認めてやる日が来るかもしれない。人は変わる。それでいいのだ。





2016年10月20日(木)

日本のプロブロガーと呼ばれる人、トッププレーヤーでも年収数千万円なのは夢がない。一部のトップと自認する本人が発表している数字を信用するなら、だけど。やはり年収数億円はいっていただかないと……。最近はみんなそろいもそろって炎上芸人と化し、有料noteやサロンなどをやり始めている。広告収益だけじゃやっていけないというのはそうなんだろう。でもコンテンツ内容が一様に「稼げるブログ運営のコツ教えます」なので、先が見えてる。別にそれが悪いわけではないけど、情報商材と落とし所は一緒だしね。「百式 100SHIKI」の田口元さんみたいにブログとかコンテンツは無料にして集客目的にして、コンサルやなんやら別の本業につなげる方がいいのでは。ブログでブログ論を語るような自己言及的じゃなくて、そのコンテンツ単体で稼げるのが、本当はいいと思うけど。





2016年10月21日(金)

東京の街に出てきた。夜は大学時代の友人たち4人と飲んだ。飲んだ、と言っても僕は断酒してるし、昔はウワバミのように飲んでいたWくんも酒をやめたので、ウーロン茶やジンジャーエールの注文の方が多かった。盟友とも呼ぶべき友人にも子どもができたことがわかった。みんな社会不適合者だったのに、どんどん立派な家庭を築いていっている。僕は仲間内で一番早く結婚したけど、一番早く離婚もした。だからやたら経験豊富な扱いだけど、心はいまだに童貞だし、子どももいないので、むしろみんなを尊敬する。みんなお酒の飲み方を覚えて飲みすぎないし、終電を乗り過ごすこともない。夜より昼の集まりが増えたし、子どもと一緒の参加のパパ、ママも多い。寂しくもあるけど、その変化は真っ当だ。『劇画オバQ』で、ハカセだけが起業の夢を見続けて独身で……とあって胸がズキズキ痛むこともあったけど、世間はどう見ようが僕は今の在り方に満足しているしみんなの在り方もいいと思ってる。まだまだダイバーシティを認めるにはほど遠い社会だけど、どんな生き方も美しく見えるように僕も努力してやっていくよ。





2016年10月22日(土)

秋葉原にある3331でメディア芸術祭20年の展示を見た。今見ても驚きがあるものもあれば、当時は新しくても今は陳腐化しているものもあった。伊藤ガビンさんが言うように、受賞作の中でも、後者に関しても、その時代をうまくとらえていたとも言える。メディアアートってメディアによってメディアのあり方そのものを批判する、メディアとコンテンツが切り離せないものだと思う。それはオリジナリティがあるけど、いまやメディアはよりコモディティ化していき、コンテンツをどこで何でどう受け取るかはユーザー次第なので、「メディア」にこだわる限り今後はこういう試みも「新しい」とは受け取られなくなる気がした。何回「メディア」って書いたんだ。





2016年10月23日(日)

今日はコミティア118 本番の日だった。詳細はさる出版のサイトやmtguireで触れると思うので、多くは語らないが、やはりイベントでいろんなものを作る人たちに触れるのは刺激になる。今後紙モノはあんまりやらないかもしれないが、イベントから遠ざかるのはもったいないな、と思った。





2016年10月24日(月)

今日は東京から神戸に帰るまで暇だったので、おのぼりさん気分でスカイツリーに行ってみた。東京に住んでいる間はなぜか敬遠して行ったことがなかった。東京タワーのフォルムや色の方が好きで、スカイツリーを愛せないところがあったが、行ってみるときちんと観光地化されていて、接客・エレベーター・フード・回廊を回ること、をアトラクションとして純粋に楽しむことができた。地上450メートルから見る東京を、美しいと思った。地域によって建物の高さや色合いがはっきり違うのがわかって面白かった。ここを自分の住処にして、暇なときはじっと車の動きを眺めたり、夕焼けや夜景を楽しんだりするのも悪くないな、と思った。





2016年10月25日(火)

久しぶりに出社した。久しぶり、と言っても1日休みプラス半休、年末に15連休予定の上司には敵わない(愚痴)。休むこと自体は別に悪いことじゃない。例えばアウトドアウェアなどを作るメーカー、パタゴニアでは数カ月の長期の休暇を推奨しているが、それは休むことそのもので社員のモチベーション維持ができたり、登山や旅行の経験が製品に活かされたりするからだ。休みの間仕事のことを考えるのは嫌だけど、仕事に限らずリフレッシュすることは次のステップにつなげやすい。だから休むことは問題ない。でも、その間ちゃんと自分がいなくなっても仕事が回るように引き継ぐべきだ。仕事は、その内容によってあえて属人化したほうがいい場合もあると思っている。コンテンツを作るような仕事ならなおさらだ。でも、そういう企画を抜きにすれば、ほとんどは人に受け渡せる。ロジカルに判断できるなら、それは普遍的に誰でもできるということ。たぶん、15連休の上司の仕事はほぼ誰かに引き継げる。1つ上の上司に。ホワイトカラーの仕事なんてそんなものだが、本当にあなたの仕事は必要ですか?と思ってしまうのだった。愚痴ばっかりになってしまった。





2016年10月26日(水)

誰もが体験したことがあるんじゃないかと思うんだけど、iTunesなどでシャッフルで音楽を聴いているときに「次の曲はあれかな」って考えてると、本当にその曲が来るやつ。最近あれがビシッと当たる。これはあれなんだろうか、AIが学習して、カユいところに手が届くようにしてくれているんだろうか。たしかにお気に入りのプレイリストの中でも、さらにお気に入りのよく聴く曲というのはあって、それは固定化してる。でもその日の気分で次に聴きたい曲は変わる。自分ですら何を聴きたいのかよくわからないこともある。そのうち、自分の感覚よりAIのセンスを信用するようになりそうだな。




2016年10月27日(木)

退勤中に音楽を聴きながら考えていた。僕は音楽こそが純粋芸術だと思う。メディアの特性を比較しても仕方ないが、映画や小説は完読されてから何かを変える力を持つようになる。音楽は現実に流れ始めた時点で、それそのもので日常を変える力を持っている。楽器や再生機器による媒介は必要とするものの、誰もがそれを再現できるしアレンジもできる。音楽はそれ自体が目的である。意味や物語から離れることができながらも、確実に人の感情を揺さぶり、その人間固有のタイムラインの中で物語を新たに作り出す。僕はまともに楽器で演奏できないし、楽譜も読めない。曲も作れないし歌も上手くはない。何もかもが音楽をライバル視する必要はないけど、この純粋性を作る側になって楽しめる人が羨ましいな、と思う。





2016年10月28日(金)

最近早く帰るようにしている。うちの部署はすごく忙しいわけでもない。もちろん人にはよるけど残業は多くても月40時間だから、20時ぐらいには会社を出ることができる。でもなんかそんな時間まで働くのがアホくさくなってきたのだ。僕の仕事量は人に比べて少ないわけではない。もちろん、単純比較はできないけど、担当するプロジェクトの数と作業項目だけ見ても、そう思う。真面目に仕事はしているけれど、手を抜けるところは力を入れすぎずにやっている。逆算してスケジュールを立て、その日マストの仕事をガーッとやる。そうするとすぐ終わる。今の仕事でやりたいこともあるけど、プライベートでもっとやりたいことがあるのでそっちを優先していこうと思う。残業代は減るが、長期的に見ればその判断が正しかった、と思えるようにしていきたい。





2016年10月29日(土)

僕の父親は69歳だが、今も働いている。専門職で、それなりに尊敬される仕事だ。三代続く職だったので僕も継ぐはずだったが、全く興味がなかったし頭も悪かったし他のことをやりたかったので別の道に進んだ。未だに父親の収入は僕の7倍近くある。でも、70歳になるといくら収入があっても新しくローンを組めなくなるようだ。父親と母親は来年父が70歳になる前に買おうか、と最近よくマンションを見に行っている。僕はいずれ東京に戻るつもりだから長くはそこに住まないし、2人が満足するならそれでいいと思っている。今日は僕も付き添って、高台から海が見える家を見に行った。いい物件だったが、坂道がきつく駅まで遠いのが難点だった。駅前にもなんにもなかった。結局そこには決めなかった。父親も母親も、長くてもう20年ぐらいしか生きられないかもしれない。うちの親族はややこしいトラブルが多くて特に母は心労が絶えなかったので、僕らには嫌な思いをさせないように、と墓も残さず樹木葬でいい、と言っていた。今度は樹木葬ができる京都のお寺を見に行くらしい。着々と終わりへの準備が進む。2人はいま、どんな気持ちなんだろう。僕ももっと真っ当に生きようと思った。





2016年10月30日(日)

昨日はしみじみしたことを書いたけど、デレステの話。デレステをやっていると、どんどん好きなアイドル(キャラクター)が増えていく。100人以上いるわけだから、誰でも1人は好みに合うアイドルがいるのではないだろうか。これはなかなか3次元のアイドルでは難しいのではないだろうか。3次元には3次元の良さがあることはわかる。2次元とは違って老けるし、死ぬアイドルたちは、その一瞬の青春ゆえの美しさがあるのだろう。ナマモノだし、変化し続ける姿を見たりその場に参加したりするのが楽しいだろう。ただいわゆる属性、趣味といったものをわかりやすく差別化するのは難しそうだ。魚やパンが好きとかヤンデレっぽいとかそういうのは2次元の方がやりやすいしコミュニケーションとしてわかりやすい。デレマスのアイドルたちのデモグラフィック・サイコグラフィックな情報がのったキャラ表がバンナムに絶対あるので、それをどうにかして入手したい。





2016年10月31日(月)

10月最後の日記だ。どうでもいいことばかり書いてきた気がする。この企画は、はじめから誰かに読まれることを前提に始まったけど、書いてるときはまったく読まれることを意識してこなかった。たぶん。今まで日記を1ヶ月書いたことなんかないので、書き上げた達成感が、いまちょっとだけある。サボって次の日書いたのもあるけど、まあ目をつぶろう。卒業文集みたいに後から読むとかなり恥ずかしいと思うが、いつか向き合うことになると思うので、覚悟しておく。この10月は色々と出会いと別れのある月だった。何枚か諭吉ともおさらばした。でもそれは前に進むために必要なことで、僕自身これからどうなるか楽しみだ。やりたいことやるために できるだけ長生きしたい。これからもブツブツ文句はいいながらも手と足を動かして現実を変えていきたい。僕のやりたいことはmtguireというプロジェクトでやっていくので、mtguire.jpをぜひウォッチしていってください。最後に、お食事さんありがとう。日記っぽくない終わり方ですみません。さよならまたどこかで!

 

 

 

 

 

 

 

平田島村(@hiratatouson)

 

稀代のアイドル・島村卯月のプロデューサー。スマホ越しに応援し、魅力を伝える活動をしている。他にも、ヒト・モノ・コトを繋ぐことでオタクに自己肯定感を感じてもらうためのメディアを画策するなど、活躍の幅は広い。オタクとサブカルをつなげる評論・情報誌や小説本などを作る際の別名義 “平田猿人” としても活動中。

 

 

 

 

 
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すぽん 詩集『5秒で考えたけど言いたかった』

 

 

 

 

 

 

すぽん 詩集

5秒で考えたけど言いたかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お元気ですか!
ハローと登場 魔女っ子ユミちゃん 今年で二十
自転車乗り回し スティック振り回し
魔法であなたを捕まえる
「あの先輩 星野源にちょっと似てない?」
高校の後輩はフランス語選択 青山学院に行ったらしい
ユミちゃんの口癖 サングリアしか飲めないの
リュックはカンケン カットソーはユニクロ
あなたを捕まえるのは不思議な魔法f:id:oshokuji_152:20161024182409j:image

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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歩くだけ
いちごともだち
早めに摘んで
夏がくるまで
あなただけ
いちごともだち
最後に残して
ショートケーキの
春は夢
いちごともだち
蜂蜜かけて
甘くないのは
私だけ

 

  

 

  

 

 

 

 

 

 

 

  

こんこんこん。
入ってま〜す。
トイレの神様ですか?
いえ、違います。
そうですか。それは失礼しました。

彼はトイレの神様になんの用だったんだろう。

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冗談なんてやめてって
ここが世界の真ん中だって
それで君が笑えばって思ったんだ
雨は止んだ
だけど傘は差したままだった
傘と傘とがぶつかる距離で
「じゃあここで」と君は背を向けた
君が行くのは東新田でぼくが行くのは緑が丘
側とかそういうのじゃなくて
二人は別の街に行く
雨は止んだ
それでも君の顔はぼやけてく
ぼくの声は雨音に含まれ地面に叩きつけられていく
ここは橋の真ん中です
覚えてください、ぼくの名前を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「100円やさい」

ぼくが読みあげたときに彼女は言った。
「それ、方言?」
えっ?
「100円だから、みたいな」
「100円だから、なんなのだろう」
「うーん、買っちゃうのかも」
「なるほどなあ」
彼女はそう言って笑った。
100円だけど、そこに野菜はなかった。

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家族になろう 君とぼくとで
カラダに優しいアロマテラピー
家族になろう 恋じゃなくても
耳にやさしい 愛のメロディ
深夜2時の 街灯の灯りに
照らされた君が 口を開いた
「この灯りも誰かが働いてくれるから点いてるんだよね」
ぼくじゃない誰かのための 君の優しさ
家族になろう 2人じゃなくても
カラダにやさしい アロマテラピー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぽかぽかぽか
ここはクリちゃんの店だよ
ぽかぽかぽか
ここはクリちゃんの店だよ
なんのお店だかは知らない
なんのお店だったのかもわからない
クリちゃんはそれでも笑ってる
「えらいひとがきめたんだ」
ぽかぽかぽか
ここはクリちゃんのお店だよf:id:oshokuji_152:20161103165215j:image

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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パンダはモノクロをやめて駅から2分間、桜色。
空の雲はふわふわと消えて空は一面、青い色。
桜パンダはどこまで行けるかな。
桜パンダはどこまで行けるかな。
カラフルなチョコレート、リンツの銀紙。
シャネルのルージュが唇に浮かぶあの子。
桜パンダはどこまで行けるかな。
桜パンダはどこまで行けるかな。
季節は春、冬が過ぎての春。
あの子の白い肌に桜色が浮かぶまで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ずっとあそこで立ってるの、あの人たち」
「何を話しているんだろうね」
「もう、話も尽きて黙ってるのかも」
「ああ、あのときはよかったなあ、とか」
「あのときって、いつだろう」
「もうあのときも思い出せないぐらい立ってるのかも」
「ああ、あのとき、ジャケットが色違いって気づいたとき、とか」
「ああ、それを『あのとき』って初めて言ったときとか」
「あのとき、ねえ」

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「ずっとあそこで立ってるの、あの人たち」
「何を話しているんだろうね」
「もう、話も尽きて黙ってるのかも」
「ああ、あのときはよかったなあ、とか」
「あのときって、いつだろう」
「もうあのときも思い出せないぐらい立ってるのかも」
「ああ、あのとき、ジャケットが色違いって気づいたとき、とか」
「ああ、それを『あのとき』って初めて言ったときとか」
「あのとき、ねえ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いかA「足疲れた」
いかB「最近どうよ」
いかA「もう足がまわんね〜」
いかB「なんか墨が最近薄い気がするんだよね」
いかA「病気じゃん?」
いかB「健康診断でさ、要センター受診って」
いかA「大丈夫かよ」
いかB「まあ、諦めてるけどね」
いかA「そんなこと言わなくてもいいじゃないか。ほら、これ見ろよ」
いかB「あっ、チケットゾロ目じゃん」
いかA「まぁ、そういうときもあるさ」 

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問題なのはさ、ここに車を停めれば幸せになれるのか、それとも幸せがここに停まっているのか、なんだよ。
前者はいいよね。なんか幸せになれるならなんでもいいよ。
でも後者はどうだろう。
そこに幸せが停まっていたからといって、別にぼくが幸せになれるわけじゃない。
そもそも幸せって停まるものなのかな。
ぼくは動いてるイメージがあるけど君はどうだろう。
だいたい車の形でもしてるのだろうか。駐車場って言ってるしね。ランボルギーニみたいな形なのかな。
まぁ、要するにさ、よくわかんないんだよ。幸せって。
とりあえず乗ってかない?
美味しいたい焼き屋さんが近くにあるんだ。
うん、ぼくは、幸せだけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すぽん(@supom503) ものかき 

落ち込んだり、舞い上がったりを繰り返しながら日々を送る。ホットケーキ2枚で粒あんを挟んだものを食べる貪欲さで、今日もせっせと執筆中。

 

 

 

 

 

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特集『走る生活』 - ぽかぽか 10月号

 

 

 

 

 

ラーメン屋へ通いつめ、レシピを聞き出すことを生き甲斐にしながらも、一方で、自身の身体をコントロールすることに意識を集中する。料理好きの彼女は、おいしいものを食べ続けるために、今日も、ひた走る。

 

 

 

 

 

「あくまでジョギングなので」

 

 

「ランニングだったら、かなり遅い方ですね(笑)」

 

 

「一歩の幅が違うんですよ」

 

 

 

 

 

- そもそも、ぽかぽかさん(以下:ぽかさん)がジョギングを始めた理由って何ですか?ダイエットとか?

 

ぽかぽか:そうですね。まぁ、ダイエットというよりは、ダイエットに向けて基礎代謝を良くするのが目的でした。

 

 

 

- では最後にですね、ぽかさんにとって『ジョギング』とは?

 

ぽかぽか:ファッションですね。なんか、カッコつくでしょ!(笑)

 

 

 

 - 素敵なジョギングライフを過ごせるといいですね!

 

ぽかぽか:お食事さんも、まずは5kmを目指してがんばってください!

 

 

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▲ イクラのせごはん(撮影:ぽかぽか)

 

 

 

 

ぽかぽか(@chuusiyouze

 

愛知県を本拠地に活動する、日が短い季節限定のジョガー。5km20分で完走する体力を持ちながら、映画や音楽といった文化的趣味も多岐に渡る。平熱は37度と、その名に恥じない温かい身体を持つ。

 

 

 

 

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信濃川あひる 写真展『あひるの手』

 

 

 

 

 

 

 

クグロフ!

 - 手の甲にお菓子を乗せるギャグ

 

 

 

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台紙がかっこよかったケーキ🍋

 

 

 

 

 

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豆大福12個まで

 

 

 

 

 

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クグロフは最大で4人まで同時に楽しめます

 

 

 

 

 

 

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👉🐰

 

 

 

 

 

 

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わかってほしい

 

 

 

 

 

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外はいい天気だよ

 

 

 

 

 

 

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コニャンニャンのクグロフ

僕はみんなの幸せを願って難易度の高いクグロフをします

 

 

 

 

 

 

 

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マンゴー大福おいしいよ

 

 

 

 

 

 

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おやつをいったん手の甲に乗せてから食べる人

 

 

 

 

 

 

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クグロフ危機一髪!

水ようかんと水まんじゅうの相性ツルツルすぎ

 

 

 

 

 

 

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手の甲に食べ物をのせる行為!

 

 

 

 

 

 

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千のカヌレに 千のカヌレになって

そこに私はいません

 

 

 

 

 

 

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エリーゼのために

 

 

 

 

 

 

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クグロフ注意 超注意!

 

 

 

 

 

 

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今年の目標】手の甲に食べ物をのせた写真に、ボンヤリとしたエフェクトをかけない

 

 

 

 

 

 

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本年はお世話になりました。2016年も自分では何も生み出さず、既存の組み合わせのみで頑張ります。よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

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new wave boyの食事は飲むカロリーメイト

 

 

 

 

 

 

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カイソというお店のパンでハッピーハロウィン!北書店と植本一子さんはサイコ~(食べ物に弱い)

 

 

 

 

 

 

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午後のバウムクーヘン・ピース

 

 

 

 

 

 

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なんと、本日でクグロフは一周年を迎えました!おめでとう&ありがとう!

 

 

 

 

 

 

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everything's gonna be alright

 

 

 

 

 

 

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お母さんはライトな健康マニア

 

 

 

 

 

 

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ぴよぴよドーナツ

 

 

 

 

 

 

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おうちカフェ

ボーダーシャツ×ベレー帽に見える

 

 

 

 

 

 

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クグロフ!(手の甲にお菓子を乗せた時に言うギャグ)

 

 

 

 

 

 

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クグロフ!理由は省略します

鷹匠にヒントを得ました

 

 

 

 

 

 

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クグロフの朝は早い  feat. お母さんの桜もち

 

 

 

 

 

 

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ヤマザキの豆いっぱい大福風パン つぶあん&ホイップで、クグロフ! (反省しています

すっごく手になじむ!

 

 

 

 

 

 

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今年のGWはクグロフしながら過ごします  feat. 80円のすあま

 

 

 

 

 

 

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クグロフ!のアウトテイク

誰かが笑ってくれるまで続けます

 

 

 

 

 

 

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RT

 

 

 

 

 

 

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sunday people

 

 

 

 

 

 

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インターネットの二番煎じみたいな画像ができたのでシールにします

 

 

 

 

 

 

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飲む前に想像してたのの20倍くらいクリーミィだったので機会があればお試しください

 

 

 

 

 

 

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BREEZEが心の中を通り抜ける

 

 

 

 

 

 

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sunday people

 

 

 

 

 

 

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パンが!四角い! (パンが四角い

どうしようパンが四角い… 

誰かー!誰かーっ!

 

 

 

 

 

 

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夏の日本海でクグロフ

 

 

 

 

 

 

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でっかいぶどうのクグロフ

 

 

 

 

 

 

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あつあげクグロフ

ぬくい

 

 

 

 

 

 

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おつとめ品オアトリート

 

 

 

 

 

 

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これがクイニーアマンのクグロフです

 

 

 

 

 

 

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お風呂あがりにカロリーを楽しむ

日本中のフルーツ牛乳を飲む旅に出たい

 

 

 

 

 

 

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冷凍グラタンの紙皿の柄がよかった

熱いよ~!嘘です

 

 

 

 

 

 

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パンとその断面見て

 

 

 

 

 

 

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The Saturday Night 

グリコのお菓子はすべてうまい

土曜の夜はひと味違うんだぜ!

 

 

 

 

 

 

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E.D.E.N 

おでん とダジャレになっています(念のため全部を説明する)

 

 

 

 

 

 

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Merry

 

 

 

 

 

 

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本年もクグロフをよろしくお願いします

東京ばな奈がぉー という商品なので手を虎にした次第です

 

 

 

 

 

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Dragon Night

あと、指先でドラゴン感を出しました

ふかし と フカセが かかっています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(撮影・文:信濃川あひる)

 

 

 

 

 

 

 

 

信濃川あひる(@washoko

1982年生まれ。会社員、DJ、ただのスピッツの大ファンなど、活動の幅は広い。年に一度のファンシーショップあひる展キュレーション&気くばり係および、ポップカルチャー研究のためミズモトアキラさん、小田島等さんをそれぞれ新潟にお招きすることを使命として活動中。  

 

 

 

 

 

 

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10月号 メイコフ・独占インタビュー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幼い頃から東京で暮らす彼女は、その環境によって消耗することも多いだろう。彼女にとって、2匹の猫を愛することが暮らしの工夫だという。吉祥寺の “なんでもない日常感” を好み、北海道の孤島・利尻島での生活に憧れを抱くのは、現実から遁走したいという、本人も無自覚な気持ちの表れかもしれないーー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「兄妹のネコなのに別々にしてしまったことを後悔して、お母さんも弟も、私まで具合悪くなっちゃって(笑)」

 

 

 

 

 

 

- ネコ飼ってるんでしたっけ?

 

メイ 2匹飼ってる。あ、てか、敬語で喋ったほうがいいのかな?

 

 

- タメ語でも大丈夫ですよ!

 

メイ:ふぁ~い。

 

 

- 話を戻しますね。 ネコを2匹飼っているとのことで、世話するのは大変じゃないですか?

 

メイ:まぁ、1匹でも2匹でも、どっちにしろ大変かなあ。実家に住んでるから、お母さんと私で大体こなしてます!

 

 

 

- 名前は?

 

メイ:『ちょこ』と『ちっぷ』!(笑)。『ちょこ』がメスで『ちっぷ』がオス!

 

 

- かわいい(笑)。どうしてまた、『ちょこちっぷ』にしたんですか?

 

メイ:兄妹のネコだから、2匹でセット的な名前にしたくて! 『ちょこちっぷ』か『ハムチーズ』で悩んで、呼びやすいから『ちょこちっぷ』にしました!

 

 

- 食べ物の名前、好きですね!(笑)

 

メイ :たしかに! ちなみに、生き別れた他の兄弟ネコは『ローズ』と『マリー』らしいです(笑)。

 

 

- いつから飼ってるんですか?

 

メイ:11年前だよ~。

 

 

- 11年も飼ってるんですね! たくさんの思い出がありそうですが、印象に残ってるエピソードはありますか?

 

メイ:動物病院の里親募集で『ちょこちっぷ』を見せてもらって。最初は、1匹だけ連れて帰るつもりだったんですよね。その時は『ちょこ』だけを選んでたんだけど。帰り道、兄妹ネコなのに別々にしてしまったことを後悔して、お母さんも弟も、私まで具合悪くなっちゃって(笑)。「このままじゃ一生後悔するよね」って、『ちっぷ』もお迎えすることにしました。あの時、2匹ともお迎えできて良かったーーー(笑)。

 

 

- 素敵なエピソードですね! 『ちょこ』ちゃんと『ちっぷ』くんはどんな子ですか?

 

メイ:『ちょこ』はめちゃくちゃ神経質で、心配性で。『ちっぷ』は、のんびり屋さんかな。性格が全然違って面白いですよ~~。

 

 

- ネコって、兄妹で性格が違うんですね!

 

メイ:そうなの! みんな違った可愛さがある!

 

 

- ちなみに、メイさんと弟さんとは仲が良いなんて話も聞いてますが、家ではどんな感じなんですか?

 

メイ:弟とは、ずーーっと喋ってる。ほとんど仕事の愚痴だけど(笑)。

 

 

- 仕事はアパレルでしたよね? どんな愚痴を吐くんですか?

 

メイ:変なお客さんの話とか、「先輩がうざかったー」とか(笑)。しょうもない愚痴ですな。

 

 

- 接客業だと、色々なお客さんと関わりますもんね。

 

 

 

 

 

 

 

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▲ メスの「ちょこ」。 ブレているようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『愛されキャラ・・・、だといいな』

 

路面店だから、万引きが多いですね。捕まえちゃうけど(笑)』

 

 

 

 

 

 

- そもそも、メイさんがアパレル業界を選んだ理由は?

 

メイ:私、すごく人見知りをしちゃう性格なんですよね。だけど、接客の仕事をしたら、人見知りが嫌でも克服できるかなって思って、飛び込んでみました!

 

 

- 勇敢ですね! 今でこそ。天真爛漫で社交的なイメージがありますけど、人見知りだったとは意外です。小さい頃はどんな子だったんですか?

 

メイ:今でも人見知りはしちゃうけど(笑)。小さい頃は本当に受け身で、自分から人に話しかけたりしなかったです! コミュニケーション能力、皆無でした。

 

 

- 意外とシャイなんですね

 

メイ:ホント、シャイですね。

 

 

- 仲良かった子とかいました?

 

メイ:あんまり特定の人と仲良くしてなかったし、グループ的なものにも所属してなかったですね。そういうの、怖くて避けてた(笑)。

 

 

- 女子ってグループできますよね(笑)。

 

メイ:うん、あれ本当にこわい(笑)。

 

 

- 部活はやってましたか?

 

メイソフトボール部! ポンコツ部員だったけど(笑)。

 

 

- ソフト部! ポジションは?

 

メイ:ファースト!

 

 

- レギュラーでしたか?

 

メイ:部員が 9人だったから、絶対レギュラーになれたんだ

 

 

- ギリギリ! 部員がそれだけ少ないと、まさか、キャプテンだったりは

 

メイ:おしい副部長だった!

 

 

- 副部長を務めたとなると、部内では評価されていたんですか?

 

メイ:うーん。同じ学年の子が、私を含めて 3人しかいなくて。なんとなーく、私になった。なんでだろう。特に評価されてとか、そういうのは全くないと思いますね(笑)。

 

 

- ”しっかり者” なところがあるとか?

 

メイ:部長がしっかりしてて、結構キツイ子(笑)だったから。皆にやんわり伝える係でしたね。

 

 

- 副部長は調整役だったりしますもんね。お仕事では、どういった立場ですか?

 

メイ:お仕事でもサブ!

 

 

- 副キャラなんですね!

 

メイ:ね! どうしてもそうなっちゃうみたい(笑)。

 

 

- とはいえ、部活とは違って責任も発生することがあるかと思いますが、仕事中はどういった業務をこなされてるんですか?

 

メイ:商品を売るのはもちろんだけど、スタッフの管理とか事務作業、在庫管理、バイイングと、色々させてもらってる。責任といえば、売り上げを取るためにスタッフのモチベーションを上げるように声をかけていくことくらいかな。まずは何より、売り上げを取ることですね!

 

 

- 任される仕事が多そうですが、その割に、伸び伸びとやらせてもらえてそうですね!

 

メイ:売るだけだと終わりがなくてしんどいだろうけど、色々やれるのは楽しい! 

 

 

- お店の雰囲気も良い感じですか?

 

メイ:徐々に良くなってきてます!

 

 

- 雰囲気づくりのために、具体的にどういったことをしてますか? たとえば、声かけひとつとっても様々なやりかたがあると思いますが

 

メイ:スタッフの子たちが、わからないことを質問しづらい状況をつくるのが一番よくないかなって思っていて。常にニコニコするようにはしてます。それと、困ってる時に「どうしたの?」 と直接聞いてばかりいると、そのうちみんな自分に甘えてくるだけになっちゃうから、「お腹すいたねー」とか「暑いねー」とか、どうでもいいことを話しかけて、そっから質問タイムにしてる。

 

 

- 副部長キャラなだけあって、気配りの仕方が丁寧なんですね!

 

メイ:丁寧ですかね! 初めて言われた! 嬉しい(笑)。

 

 

後輩から慕わてそうですね。

 

メイ:慕ってもらえてるのかなー? バカにされてる時もあるけど(笑)。

 

 

仲が良いんですね! バカにされるのも、愛されキャラなところがあるんじゃないですかね!

 

メイ:愛されキャラ・・・、だといいな(笑)。

 

 

 一方で、仕事中トラブルになったことはありますか?

 

メイ:トラブルかあ。路面店だから、万引きが多いですね。捕まえちゃうけど(笑)。

 

 

- 捕まえたんですか!? どうやって?

 

メイ:盗んだの見ちゃったから、走って追いかけたら、追いついちゃって(笑)。大声で店長呼んで、一緒に警備のところに連れて行ったの。ウケますよね(笑)。

 

 

- すごい! さすが元ソフト部!

 

メイ:足遅いけどね! あと、これは私だけなんだけど、よく不審者に会います(笑)。

 

 

- それも仕事中ですか?

 

メイ:仕事中! 気づかず話を聞いちゃってて、途中から、「あれ? これ変態?」みたいなことがよくあります。

 

 

- どうやって対処するんですか?

 

メイ:気づいた瞬間から、めちゃくちゃ冷たくする。そうすると、むしろ相手が引いてくれる。それでも駄目な相手は、他のスタッフにアイコンタクトして、私あてに電話がかかってきた

演技をしてもらう。

 

 

- なるほど!うまく交わしてるんですね。 とても順調に仕事をされてそうですね!

 

メイ:おかげさまで!

 

 

- ミスをする日もあると思いますが、そういった時はどのように気持ちを切り替えていますか?

 

メイ:うーん、、、いや、何が失敗か分からない・・・。やばい(笑)。

 

 

- たまにいますよね! 失敗しないとか、失敗が気にならないタイプの人!  落ち込むことは少ないですか?

 

メイ:最近、仕事で落ち込むことってないかも!

 

 

- それは最高ですね! では、仕事でやりがいを感じる時ってありますか?

 

メイ:お客さんに喜んでもらうのもそうなんだけど、自分が選んで仕入れた商品が人気だった時が最高ですよ!

 

 

- それは興奮しますね! 仕入れる商品を選ぶ時って、どんなことを考えるんですか?

 

 

メイ:「可愛い! 売れる!」ですね。

 

 

直感的ですね! 普段から、何かを決める時は直感で決めるタイプですか?

 

メイ:まさにそれ!だけど、自分の買い物では失敗しまくり!

 

 

- あはは! 気が抜けちゃうんですかね(笑)。

 

メイ: ね!しっかりして欲しい。

 

 

仕事が充実してると、プライベートにも良い影響が出そうですが。お休みの日はどんなことされてますか?

 

メイ:うーん。今はプライベートがボロボロかも・・・(笑)。でも、休みの日は絶対友達に会うようにしてます!

 

 

- いいですね! 本業について、今後の目標などはありますか?

 

メイ:目標は特にない!毎日がんばる(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

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▲ 押ボタン式信号機のボタン。すっかり秋めいてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『(好きなおでんの具は?)3位:だいこん、2位:はんぺん、1位は……』

 

 

 

 

 

- ご実家で暮らしているということですよね? 料理を作ったりとかはしますか?

 

 

メイ:そう! 料理は全然しない~(笑)。 仕事に持っていくお弁当の冷食を温めておにぎりを握るだけの毎日!

 

 

- ご自身で用意してるんですね! ちなみに、オススメの具は?

 

 

メイ:『タレ漬け唐揚げ』が大好き。

 

 

- タレ漬け唐揚げ!? それはどこかで売ってるものですか? それともご自身で作るとか?

 

メイ:売ってるの! 冷食! 近所の薬局でしか見ない。幻の一品。

 

 

- おいしそうですね! その他に、こだわっている食べ物はありますか? 行きつけのお店とか

 

メイ:最近、おでん屋さんが好きです。今年の夏は、おでんを食べまくりました!

 

 

 

- 夏からですか!?  シーズンこれからなのに(笑)。

 

メイ:年中食べられるおでん屋さんがあるんですよ!

 

 

- では、好きな具ベスト3をお願いします!

 

メイ3位:だいこん、2位:はんぺん、1位は……たまご! 行きつけのお店のたまごは、ダシがしみしみの半熟なの!

 

 

 

- おいしそうですね。よかったら、どこのおでん屋さんか教えてもらえないですか?

 

メイ:吉祥寺のハモニカ横丁の中にあるおでん屋さんが大好きです。雰囲気も良くて、落ち着く。

 

 

- 吉祥寺には良く行くんですか?

 

メイ:毎日いるー!(笑)

 

 

- 毎日! 吉祥寺の良いところってなんですかね?

 

メイ:この間、じっくり考えてみたんですけど、特になかった(笑)。特徴がないから、"日常" って感じがして馴染む。

 

 

- "なんでもなさ" みたいなものですかね?

 

メイ:ですかね。正直、よく分からないです。

 

 

- あはは(笑)

 

 

 

 

 

 

 

『くしゃみしたら、”ピシーッ” ってね(笑)』

 

 

『はい! 今やります!(背筋を始める)』

 

 

 

 

- ずっと東京で暮らしてるんですか?

 

メイ:はい、ずっと東京です!

 

 

- 東京に住んでいて、地方での暮らしに憧れることってありますか?

 

メイ利尻島に行って利尻昆布を干すバイトがしたい…。

 

 

- 利尻昆布? どうしてまた。

 

メイバイト自体は、昆布をひたすら敷き詰めるだけだから大変みたいなんですけど。朝ごはんも昼ごはんも、漁師さんがとってきてくれた海の幸を毎日食べられるみたいで。はーあ。想像するだけでお腹がすいてきた…。

 

 

- 健康的な生活を送れそうですね…!

 

メイ:ね!

 

 

- 普段、健康について意識していることってありますか?

 

メイ:この間、ぎっくり背中したときに筋肉なさすぎって言われたから背筋してることくらいかな(笑)。

 

 

- ぎっくり背中って初めて聞きました!

 

メイ:くしゃみしたら、「ピシー」ってね(笑)。

 

 

- 背筋はどのくらいやるんですか?

 

メイ:お風呂上りに30回だけ!

 

 

- ずっと続けてるんですか?

 

メイ:まだ10日くらいなの…。でも、毎日やってるよ!

 

 

- えっ…! ってことは、背中を痛めたの最近ですか??

 

メイ:はい(笑)。

 

 

- 僕も、ぎっくり腰になったことはありますが、びっくりしますよね...! 疲れが溜まってたんですか?

 

メイ:びっくり! 息できなくなる。疲れは溜まってなかったかな…? いつもと変わりないつもりだったけど、歳かな(笑)。

 

 

- 回復してきてますか?

 

メイ:今はなんともない!

 

 

- 良かったですね! 筋トレ、続きそうですか?

 

メイ:実は昨日さぼりました。

 

 

- ええっ! 毎日やってるって言ってたじゃないですか(笑)。

 

メイ:忘れて寝てしまいました。申し訳ありません…(笑)。

 

 

- 謝っても筋肉はつきませんよ!

 

メイ:はい! 今やります!(背筋を始める)

 

 

- 闇雲に続けていくのは難しいと思うのですが、目標は立ててますか?

 

メイ:全然ない。だから忘れたんだ(笑)。・・・はいっ!今日の分、終わった!

 

 

- お疲れ様です!(笑)。

 

メイ:あざます!

 

 

- そしたら、ここで目標を決めちゃいましょうよ! いつまで続けますか? どうなるまで続けるとか

 

メイ:うーん。じゃあ、今年いっぱいにしよう!

 

 

- 思いのほか長いですね! まだ2ヶ月ありますよ!

 

メイ:長いかな!?

 

 

- 毎日ですよね

 

メイ:でも、すぐ年明けちゃうよ!

 

 

- そうですけど 130回ですか?

 

メイ:うーん、15回にしようかな~。10月から。

 

 

- ザッと数えて、今年中にあと 1400回ですね!

 

メイ:ウッ…。

 

 

- バッキバキになりますよ!(笑)。

 

メイ:背筋シックスパックだ!

 

 

 

 

 

 

 

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▲ オスの「ちっぷ」。キリッとしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メイコフ( @_15_m_ ) 天真爛漫

 

遊ぶ金欲しさに仕事を始める。猫を愛でることを生き甲斐とし、疲労困憊の中でも、猫といると何もかもがどうでもよくなってしまう。生涯にわたり働いていきたいという願望はなく、結婚して円満に退社することを企む。猫の長生きを願って今日を過ごす。

 

 

 

 

 

 

 

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9月号特集:『しない自炊』佐々木徹

おとといきやがれ
9月号 特集『しない自炊』 佐々木徹 
 

 

 

 

 

『しない自炊』の第一人者である佐々木徹。一見、グルメで料理上手に見える彼の内側に潜むのは、自炊しないことで培ってきた胆力と精神力。一方で、「自炊してそう」と思われるのが嬉しいと話す、キュートな一面も持ち合わせている。柔軟さと剛健さを兼ね備えた彼は『しない自炊』文化の奔流で、日々、鍛錬を重ねている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この文化がどういった歴史の上に成り立ってきたのか調べた時に、自分の名前が残ってたら面白いですよね」

 

 

「包丁は買いましたが、Amazonダンボールを開封する時にしか使ってませんね(笑)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

- インタビューを受けるのは初めてですか?

 

佐々木:そうですね、こういったインタビューは初めてです。私のほかに、自炊しない人のインタビューも見たことはないですね。ここ数年で『しない自炊』が、マジョリティーとまではいかないまでも、わずかながら市民権を得てきた、認知する人が増えてきたように思いますね。今後はメディアなどでも取り上げられる機会が増えてくるのではないでしょうか。

 

 

 

- 『しない自炊』が、自炊に対するアンチテーゼでなく、独自の文化として起こってきたのも面白い動きですよね。佐々木さんは『しない自炊』の第一人者として認識されていますが、ご自身としては『しない自炊』界を牽引している感覚はありますか?  

 

佐々木:さほど認識していないですね。まだまだ「映画」や「漫画」などから比べれば、文化として未熟なものであるし、今は同じ志の人たちと手を取り合って文化の土台を作っている感覚に近いですよ。いつかは、我々が作った土台の上で、より美しく高尚な『しない自炊』や、よりバリエーションが多い『しない自炊』、また、他の文化とミックスされた『しない自炊』が次々に生まれてくると信じています。それらを生み出す次の世代の人たちが、この文化がどういった歴史の上に成り立ってきたのか調べた時に、自分の名前が残ってたら面白いですよね(笑)。

 

 

 

- なるほど。自炊をしない文化の全体図がなんとなく見えてきました。今度は佐々木さん個人について聞いていこうかと思います。本格的に自炊しないようになったのは 5~6年前とのことですが、もともと、あまり自炊をしていなかったそうですね。本格的に活動していこうと思ったキッカケは何ですか?

 

佐々木:ひとつのきっかけとして、引っ越しがあります。2011年の春に、知人とハウスシェアをすることになり、各自で家電を寄せ集めることになりました。もともと冷蔵庫と炊飯器、包丁など、ひと通り所有していたのですが、引っ越しの際に破棄することにしたのです。引っ越してからは、スーパーがやや遠い位置にあり、毎日外食かコンビニ弁当の食生活になりました。2013年にハウスシェアを解散し、一人暮らしに戻るのですが、それでも冷蔵庫や炊飯器などを買う必要性を感じず、今に至ってます。あ、包丁は買いましたが、Amazonの段ボールのガムテープを切る時にしか使ってませんね(笑)。

 

 

 

- なるほど。強い意志があって、というよりは成り行きや環境によってそうせざるを得ない部分もあったのですね。数年間で 2度も住環境が変わったようですが、自炊環境はもとより、1度目の引越しと、2度目の引越しと、精神面での変化は何かありましたか?

 

佐々木1度目の引越しの際に、「危険な世界に踏み込んでしまったのではないか?」という感覚がありました。自炊をしないで本当に生きていけるのか、健康に支障は出ないか、といった不安です。一方で、2度目の引越しの際には、1度目で得た知見や経験があったので、心境の変化はさほどありませんでしたね。ただ、共同で使えていた冷蔵庫が無くなるというライフスタイルの面での変化はあったので、その点が気掛かりでした。しかし、今となって考えてみると、あの不安は大した問題ではなかったと気づきましたけどね。この 2度の引越しで本格的に自炊をしなくなっていくわけですが、「自分を追い込む」のではなく、「自然とそうなっていった」という感じです。さらに、2度目の引越しを経てしばらく経つと『しない自炊』のプロになれるのではないかという希望が湧いてきたのも事実です。そこから現在にかけて、徐々に、プロへ転向する決心がついてきました。

 

 

 

- 柔軟な適応力をお持ちですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『野球に興味が無いのに野球を続ける」というのが、自分の中で楽しかったんですよ』

 

 

「『乗り越えるぞ』というマインドを持つことが、唯一、不安に打ち勝つ方法かもしれないです」

 

 

 

 

 

- 少し遡りますが、少年時代の佐々木さんはどういったタイプでしたか?

 

佐々木:こだわりがあるというか、何かひとつの事に熱中するタイプでした。そこは今も変わらないですが。『シムシティ』という街づくりのゲームでは、あらかじめ方眼紙に設計図を描いてからゲーム内で街を作ったり、スーパーマリオブラザーズでも、コントローラーを逆さまに持ってクリアしようとしたり。いま思えば、こだわり続ける遊びをよくしてましたね。小学生の時は、少年野球のチームに入っていたのですが、野球のルールは知らないし、特に興味もないのに、小学2年生から6年生までやりました。「野球に興味が無いのに野球を続ける」というのが、自分の中で楽しかったんですよ。高校生になると、3年間「無口で大人しいキャラ」を演じ続けて、卒業間近になってから、全校生徒の前で踊り狂ってみたり。何かひとつ、こだわり続けるのが快楽でしたね。恐らく『しない自炊』を続けてこれたのも、こういった、こだわり続ける性格に基づいてるのかな、と思います。

 

 

 

- 虎視眈々と準備をされるタイプですね。しかも、それを何年も楽しみながらやっていると。かなりの軍師タイプですね! 個人的に気になるのですが、高校時代の話は、卒業間近になってから躍り狂うというところまでを最初から計算されていたんですか?

 

佐々木:そうです。中学卒業時の文集に載せた作文だったと思うのですが、実は事前に前振りをしていて。「高校生になったら無口になります」とあらかじめ宣言していたんですよね。計画自体は、中3の卒業時期にはすでに決めていました。

 

 

 

- なんと!中学時代に決めていたんですね!

高校の同級生はさぞ驚かれたでしょうね(笑)。長い時間をかけて淡々と策を練る反面、自炊しない第一人者には成り行きでなったということで、そのギャップは大きかったと思います。実際、準備する暇もなく自炊しないでやっていくことになった際には、どのように覚悟を決めていったのでしょうか。先ほど、不安があったと仰っていましたし、そういった想定しない場面での不安との向き合い方がありましたらお聞かせください。

 

佐々木:覚悟を決めるというよりも「なるようになれ」という感覚に近いかもしれません。不健康になるというようなことは想定できる不安ではあるものの、「いつ不健康になるか」までは推測できません。自炊しないことで、いつ想定外の事件に巻き込まれるかは、プロとなった今でも予測ができません。なので、そういった予測がつかないことに対して「乗り越えるぞ」というマインドを持つことが、唯一、不安に打ち勝つ方法かもしれないです。たとえば、ある時、地方に旅行した友人から、お土産に佃煮をもらいました。すぐにホカホカのご飯を用意したかったのですが、炊飯器も米もありません。レンジでチンするタイプのごはんも、レンジがないので温められません。スーパーでごはんを買ってくるのも手ですが、あいにく、帰宅時間がスーパーの閉店後だったのです。保存しようにも冷蔵庫がなく、夏だったので常温では無理でした。しかたなく、佃煮だけで食べました。しかしながら、素材の味がこれほどまでにダイレクトに伝わるのかと感銘を受け、とてもおいしかったです。気がつくと、完食していましたね(笑)。私たちは、技術の進歩により生み出された様々な電化製品に囲まれて生活しています。便利という感覚が当たり前になってしまった今、不便であった時代のことを忘れてしまっているようです。自炊しないというのは、一見すると、とても楽をしているようにも思えるのですが、むしろ、楽をする為の選択肢は少なくなってしまいます。それを突き詰めることで、「便利とは何か」ということについて深く考えるきっかけにもなるのだと思います。

 

 

 

- なるほど。「乗り越えるぞ」というマインドを持つということについては、誰もが見習いたい姿勢であるかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「厳しいルールのもとで文化が縮小してしまうより、『いい加減』なくらいがちょうどいいんですよ(笑)」

 

 

 

 

 

- ところで、自炊しないとなると外食の機会が多いかと思われます。普段はどういったものを食べているのですか?

 

佐々木:主に松屋すき家などの牛丼チェーン、バーガーキングマクドナルドなどのハンバーガーチェーンで外食を済ませます。自宅で食べる場合はスーパーやコンビニのパン・おにぎり・お弁当を食べています。カップ麺はあまり食べませんが、たまに、やきそば系のカップ麺をネットでまとめ買いすることもあります。袋麺は買いませんね。

 

 

 

 

 

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▲ 「松屋チャレンジ大成功です」と、嬉しそうに語る佐々木氏。写真は『麻婆定食』(630円)

 

 

 

 

 

- ザッと聞いた限りでは、栄養面で偏りがありそうですね

『しない自炊』活動を行っていく上で、バランスの取れた食生活をしていくことはやはり難しいのでしょうか。今後、自炊しないで生きていきたいと思っている人に向けて、健康面でのアドバイスがあればお願いします。

 

佐々木:たしかに、野菜不足は否めないですね。身体の不調が出てきたらブロッコリーを一房ゆでて食べるなど、応急処置をすることがあります。

 

 

 

- 茹でることはできるんですね!

 

佐々木:茹でる行為は、自炊に含まれるという派閥もあります。たしかに、袋麺やパスタなどは、麺やレトルトパウチを茹でることで調理が完了するので、自炊と言えなくもないのですが、これらを自炊に含まないと考える派閥は、「調理が完了しているものを、温めたり食せる状態に近づけることは自炊に当たらない」という認識をしているみたいですね。とはいえ、いまだにはっきりした定義がないのですが(笑)。その他にも、意識して食べているのは果物だとバナナ。これは手軽に食べられます。また、卵は常温でも平気なので、冬場は生卵ストックしておき、2つまとめて飲むようにしてます。豆類は、豆腐を食べます。それと、魚類は缶詰で済ませていますね。缶詰は、ネットでまとめ買いをして、常時、20個ほどのサバ缶をストックしています。自炊をしなくても、豆腐や缶詰など、開けるだけですぐに食べられるものが意外とたくさんあるんですよね。また、グラノーラなんかもまとめ買いをしていますね。もちろん、冷蔵庫を置いていないので牛乳は買えませんが、ウォーターサーバーを導入しているため、よく、冷たいお水でグラノーラを食べています。『しない自炊』を目指す方は、まず保存が効く食べ物が何かを考えることからスタートするのが良いかと思います。

 

 

  

タンパク源などは、小分けしてあるものが多いですもんね。そうなると、先ほどの「便利とは何か」という話にも繋がりが見えてきました。アドバイスを頂いた一方で、実際に『しない自炊』を志す若い人たちはまだまだ少ないように思います。こういった活動を普及させていくことについて、佐々木さんとしてはどのように考えていますか?

 

佐々木:『しない自炊』文化に関わる人たちの間では、文化の形成、発展に際して、自炊をしないということについての捉え方が人によって様々に、多岐多様になっていく必要があると考えられており、プロの人たちもそういった認識のもとで行動しています。厳しいルールのもとで文化が縮小してしまうより、ある程度「いい加減」なくらいがちょうどいいんですよ(笑)。なので、これからの世代を担う若い方々には、「自炊しない」という一方通行の考え方だけでなく、「自炊をする派」「いつかは自炊してみたい派」「海外の自炊しない派」など、色々な人の意見に耳を傾けて欲しいと思います。その中で、自分に合った生き方を見つけたり、新たな潮流を生み出す力を身につけていって欲しいと思います。

 

 

  

- 初めに言ったように「自炊派」との対立が見られないだけでなく、自炊の定義に関する考え方の多様性もきちんと受容しあっているのですね。そう考えると、「自炊」自体がとても成熟した文化なのだと言えそうですね。

 

 

 

 

 

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▲ カメラが欲しいと言いつつ、「どうせ松屋の写真しか撮らないんだけど…」と自虐を笑いに変える佐々木氏。写真は『豚バラ焼肉定食』(550円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「結局は、自分との戦いになると思います」

 

 

 

 

 

- 国内の自炊しない文化についての全体図は見えてきましたが、たった今お話しされたように「海外の自炊しない派」についても伺いたいです。

 

佐々木:仕事柄、中国での『しない自炊』については間近で見る機会が多かったのですが、そこでの経験を話したいと思います。中国では、日本と異なり、街中で朝、昼、晩を問わず、屋台が出ています。特に、大きなビルの前では果物や煎餅(中国式クレープ)の屋台があり、朝食を勤務先の前で買う会社員をよく目にします。朝食を抜いた人か、もしくは、自炊しない人が購入しているようです。ランチは外食することが多いのですが、出前の文化も発達しており、デリバリーして社内で食べるケースも多いです。とにかく辛い丼ものや、謎の麺類など、中国ならではの多彩なバリエーションの出前があります。会社でまとめて注文し、余ったものを持ち帰って夕食にするというケースもあるそうです。昼下がりには、果物をおやつとして摂取する文化があるようで、ライチやバナナ、ドラゴンフルーツなど、日本で自炊しない方々よりも果物の摂取が多いように感じます。また、夜遅くまで営業している飲食店が多いため、コンビニで済ませるよりかは、飲食店で食べるか、テイクアウトするかが多いように感じました。羊肉串など、香ばしい香りが漂う屋台が多く、自炊しない人にとっては悩ましい選択肢だと思いますね。もちろん、経済成長したとはいえ、まだまだ物価が安いので、『しない自炊』を低コストで実施できる環境が揃っていると言えるでしょう。日本での『しない自炊』は、環境や立地条件でも異なるとはいえ、自炊するのも自炊しないのも、コスト面での差はそこまで大きくないですから。したがって、中国での『しない自炊』は日本に比べて、よりスタートしやすい環境だと言えますね。

 

 

  

- ありがとうございます。日本では、自炊すること自体が良いこととして扱われる場面が多いかと思います。そうなると、国内で『しない自炊』の第一人者である佐々木さんのような方をもっと増やしていかなければ、日本の自炊しない文化は、今後ますます世界から置いていかれてしまうのではないでしょうか。ある国では政府から、自炊しない人々に対する支援があるとも聞きました。実際、海外での自炊しない文化の発展スピードは、日本と比較してみていかがでしょうか。 

 

佐々木:どうなのでしょうか? 私も世界各国の自炊しない文化を見てきたわけではないので、一概には言えませんが、過去から現代に至るまでの社会の発展度を見ると、自炊しない文化はますます発展していくものだと思いますね。

 

 

 

- 社会の発展に伴って成熟していくのは、どの文化でも同じなんですね。ありがとうございます。そろそろまとめに入りたいと思います。これまで、自炊しない文化の発展という視点から語って頂きましたが、さらなる発展のためには、自炊しない人たちが、少しずつでも、自炊しないことを継続していくことが重要になってくるかと思います。今まさに自炊していない人、また、これから自炊しないでいこうと考えている人たちに向けて、『しない自炊』を継続していくために必要なことがあれば教えてください。

 

佐々木:「己との戦いに勝て」。この一言につきると思います。「自炊しない」はプロスポーツなどとは異なり、大きな大会などありませんし、理解してくれる人も現状では少ないかもしれません。継続するにも、ゴールを決めるにも、常に自分自身で決断していかねばなりません。時には「自炊したい」といった甘えの感情に悩まされることも多いでしょう。結局は、自分との戦いになると思います。私もそうですが、『しない自炊』プロの人のほとんどが、こう言います。

 

 

 

"『しない自炊』を極めることは、日々の精神の鍛錬であることに気がつく。"

 

 

 

 

 

佐々木:ちょっとハードルが高いように感じるかもしれませんが、ぜひみなさんも、自炊しない世界を覗いてみてください。

 

 

 

-『しない自炊』の今後に期待しています!ありがとうございました!

 

 

 

 

 

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▲ 写真を撮影し、無言で Twitterに掲載し続ける佐々木氏。その姿勢からは、日々の鍛錬の厳しさがうかがえる。写真は『鶏のバター醤油炒め定食』(Wサイズ:930円)

 

 

 

(撮影:佐々木徹)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

佐々木徹(@sakekumajp) 『しない自炊』第一人者 本業はサラリーマン

 

大学を卒業し、就職を機に自炊をしなくなる。2010年頃より本格的に活動する。本業である会社員として身を固めつつ、パラレルキャリアとして実績を上げ、『しない自炊』文化の発展に貢献し続けている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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